- 子供の習い事にプログラミングが良いって聞いたけれど、どうしておすすめなの?
- 教室では、具体的にどんなことを学ぶんだろう?
子供の習い事といっても、我が子には何が良いのか、何が向いているのか分からなくて悩みますよね。
「習い事にプログラミングが人気」と聞いたことがあっても、親にプログラミングの知識がないと、なかなか一歩を踏み出せないものです。
この記事では、
- プログラミングを学ぶと身につくこと
- プログラミング教室での学習内容
など、習い事にプログラミングを検討する際に、知っておくべきポイントを解説します。
プログラミングが子供の習い事におすすめな理由

入試の時に有利だから
2017年に学習指導要領が改定され、2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化されています。
2025年度からは、大学入試共通テストでプログラミングを含む「情報」が追加されることになりました。
以上の理由から、プログラミングは特に注目されている教育の一つになっています。
しかし、小学校で実際にプログラムを組む時間は少なく、あくまで基礎を学べる程度に過ぎません。
プログラミング教室に通うと、個別指導やグループワークなどもあるので、より実践的なスキルが身につきます。
プログラミングの問題を分解し、順序立てて解決するプロセスは、算数や理科の問題を解くときにも役立ちます。
早くからプログラミングに親しんでおくと、スムーズに学習に取り組めたり、苦手意識を潰すこともできるので、学校での授業や入試の対策に効果的です。
楽しく、効率よく学べるから

プログラミング教室では、子供や初心者でも抵抗なく学ぶことができます。
なぜなら、まったくパソコンを触ったことがなくても、機械の操作方法やタイピング練習など、基礎から教えてもらえるからです。
プログラミング教室のカリキュラムは、年齢に合わせて考えられています。
初心者でもゲーム感覚で楽しみながら、プログラミングスキルを自然に習得していくことができます。
教室の先生は子供の状況を把握しているので、学習の進み具合に合わせて、適切に指導を行ってくれます。
将来の選択肢が広がるから

デジタル社会が年々加速する一方で、デジタル技術に対応できるIT人材は、依然として不足しています。(参照:経済産業省 IT人材需給に関する調査)
プログラマやエンジニアなどの職業の需要は今も増加し続けているので、プログラミングの知識があると就職にとても有利です。
さらに、今はIT業だけでなく、製造業、医療、教育、金融系などでもデジタル化が進んでいる状況です。
プログラミングやパソコンに詳しいと、どの職業にでも就職しやすいというメリットがあります。
また、論理的に考え、問題を解決する力は、マーケティングやマネジメントなど多くのビジネスで役立ちます。
新しい技術に柔軟に対応し、効率よく的確に仕事をこなせる実力は、職場での高い評価につながります。
自信がつくから
プログラミングは、子供の「新たにしたい習い事」の第1位です。(参照:ベネッセ)
この結果は、ゲームクリエイターやYouTuberといった職業に興味をもっている子供の増加が背景にあります。
しかし、実際のところプログラミングを習っている小学生は多くありません。
周りで習っている子が少ないため、プログラミングが得意になると、特別なスキルを持っていると感じられます。
デジタル機器に慣れて自信がつくと、WordやExcelなどのソフトウェアや日常のデジタルツールなどに対する抵抗感がなくなります。
さらに、ウェブサイトやアプリを開発したり、創造的な活動を広げることもできます。
プログラミングを通して、自分の力で問題を解決したり、成功する経験を積み重ねると「やればできる」自信が育ちます。
自己肯定感がアップすることで、新しいことにも積極的に挑戦できるようになるのです。
プログラミングを習うと身につくこと

IT社会に必要な基礎教養
現代はインターネット普及により、情報がデジタル化され、コミュニケーションもオンラインで簡単にできる時代です。
今やスマートフォンやパソコンなどのデジタル機器は、日常生活や仕事で欠かせないものとなりました。
プログラミングは、私たちが頻繁に活用しているアプリやソフトの基礎となる部分です。
プログラミングを学ぶと、コンピューターの基本となる動作原理を理解できます。
デジタル機器を使いこなすことはもちろん、その仕組みを理解することは、これからのIT社会で求められる重要な教養です。
論理的思考力や問題解決能力

プログラミング学習では、効率よく目的を達成するために、手順や手段を考えられる論理的思考力が身につきます。
例えば、旅行するときには目的地や予算を確認してから、交通手段や移動時間、宿泊先などを考えながら準備しないといけません。
プログラミングでも、理想のゴールに向かうために、順序立てて進め方を考える必要があります。
論理的思考力があると、頭の中で情報を整理し、相手にわかりやすく伝えられるようになります。
また、プログラミングでは問題解決能力も養えます。
例えば、旅行先でトラブルが起こったときには、焦らず、柔軟に対応して解決しないといけません。
プログラミングでも、コンピューターの動作でバグやエラーが発生した場合、冷静に原因を追求して修正する必要があります。
このようにコードの入力や修正を繰り返すことで、問題を解決に導くとともに、情報を読み解く力が身についていくのです。
想像力や創造力
理想の動きになるよう考えを膨らませる想像力、自分の思い描いた通りに作品を作り出す創造力が身につきます。
ものを作ること自体は工作と似ていますが、プログラミングのほうが工作よりも自由度が高い傾向にあります。
工作では、企画にあった素材や材料を用意する必要があり、費用や手間がかかるだけでなく、サイズにも限界があります。
また、ボンドで固めてしまったパーツは後で外せないなど、修正や変更が困難です。
一方、プログラミングは、パソコン1台とネット環境さえあれば作業できますし、材料をそろえる必要もありません。
自由に手を加えることができ、修正や変更も簡単です。
プログラミングはアイデアが浮かんだらすぐに取り組めて、思い描くものを一から全て作れるので、想像力とともに創造力も磨かれます。
コミュニケーション能力

プログラミング教室は、ただコンピューターと向き合うだけではありません。
周りの子供と意見を言い合ったり、チームで取り組む機会が多いので、コミュニケーション力も磨かれます。
グループで作品を作るときには、仲間と協力し合うことが不可欠です。
自分のアイデアを提案したり、周りの意見を取り入れるなど、円滑なコミュニケーション能力が自然に育まれます。
授業のなかで、プレゼンテーションを取り入れる教室もあります。
人前で発表する経験は、コミュニケーション能力を高める貴重な機会です。
論理的に分かりやすく説明できる力が身につくだけでなく、自分の考えを的確に伝えられる自信も養われます。
プログラミング教室での学習内容

低学年や初心者でも楽しめる学習
パソコンを使わないアンプラグドプログラミングは、おもちゃやカードを使うので、低学年の子供でも楽しく取り組めます。
ゲームやアクティビティを通じて、プログラムに必要な知識や基本的な考え方を学びます。
Scratch(スクラッチ)などのビジュアルプログラミングは、コードの代わりにカラフルなブロックを組み合わせてキャラクターを動かし、オリジナルのゲームやストーリーを制作できる教材です。
視覚的に理解しやすく、直感で操作できるので、遊び感覚で自然にプログラミング的思考力を身につけられます。
実践的なツールを用いた学習
プログラミング教室には、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)やIchigoJam(イチゴジャム)などのプログラミングツールを使った授業があります。
ラズベリーパイとは、数千円から2万円ほどで購入できる、カードサイズのシングルボードコンピューターです。
モニター、キーボード、電源アダプター、SDカードを準備して接続すれば、自分のアイデアを生かしたプログラミングやコンピューター工作を実現できます。
イチゴジャムは、手のひらサイズの子供用パソコンで、値段は2千円から3千円台です。
テレビやモニターにイチゴジャム本体とキーボードを接続するだけで、すぐに使えます。
プログラムを入力すると、画面上でキャラクターを動かせたり、簡単なゲームも作れます。
他にも、プログラミング言語(HTML・CSS・JavaScript・PHP・Ruby・Java・Python など)を学んだり、ウェブサイト制作やユーチューバーが行う動画編集など、実践的かつクリエイティブなスキルを身につけることもできます。
大会への出場
教室に通っていると、プログラミングコンテストやロボットコンテストなどの大会に出場できるチャンスもあります。
大会では、時間的なプレッシャーがかかる中で、複雑な問題を読み解く力が求められます。
挑戦を通して、集中力や柔軟な対応力、そして実践的な技術力も磨けます。
チーム戦の場合、仲間と協力してタスクを分担し、戦略的に進めることが必要です。
大会に参加すると、役割分担やコミュニケーションの大切さも学べます。
挑戦の経験や実績を得ることは、子供にとっての強い自信になり、モチベーションを高めるきっかけにもなります。
プログラミング教室で必要な費用

プログラミング教室の費用は、他の習い事に比べて、やや高めの価格帯に入ります。
入会金、授業料(月謝)、教材費、その他費用が必要です。
入会金が必要な場合、相場は5千円から2万円ほどです。
授業料は一般的に5千円から2万円と幅広く、少人数制や個別指導の場合は、授業料が高い傾向にあります。
教材費はテキストやキット代を含み、相場は数千円から数万円と幅広いです。
教室運営費や管理費、パソコンのレンタル費用が必要な教室もあります。
自分専用のパソコンやタブレットなどを購入するのであれば、デバイス代もかかります。
パソコンがあれば、自宅での学習や教室で学んだことの復習もできます。
絶対に必要ではありませんが、家にパソコンがあれば効率よく学べます。
プログラミングを習うときに必要なサポート

学習のサポート
家で学習するのであれば、環境を整えてあげる必要があります。
時間や姿勢、照明等が適切かどうかも注意しなくてはいけません。
長時間パソコンの画面を見続けると、視力や姿勢などに悪影響を及ぼしてしまいます。
また、プログラミングは失敗に遭遇したり、試行錯誤を要することの多い学習です。
慣れるまで親がそばでサポートしてあげることで、挫折を避けられます。
送迎のサポート
教室が遠方の場合、親は子供を送迎する必要があります。
スクールの数は都市部で増えていますが、地方や小規模都市では少ない状況です。
週1〜2回の遠方への送り迎えは、想像以上に大変かもしれません。
しかし、年齢が上がると自主的に学習したり、交通機関を使って1人で教室へ学びに行くこともできるようになります。
子供が成長するにつれて、親のサポートはだんだんと少なくなるでしょう。
習い事にプログラミングが向いている子供のタイプ
ものづくりやゲームが好き

レゴブロックや積み木、ゲームが好きな子は、プログラミングに必要な特性を自然に身につけていることが多いです。
なぜなら、新しいアイデアを生み出し、オリジナル作品として表現できる力、工程を考えてから行動できる計画性を備えているからです。
プログラミングではデジタルの素材を使って、ゲームやアプリ、ロボットなど無限にアイデアを形にすることができます。
ゲームの裏側を知れたり、ゲームを作ることができるのは、プログラミング学習の大きな魅力です。
失敗を恐れず挑戦できる
好奇心旺盛で、何でも「やりたい!」と意欲的に挑戦したり、失敗しても諦めずにコツコツ取り組める子はプログラミングに向いています。
初めてのイベントやスポーツに積極的に参加したり、新しい料理にも挑戦できるような子は、失敗を恐れず、楽しみながらスキルを身につけているからです。
プログラミングで失敗しても「やればできる」精神で完成形を目指し、試行錯誤を繰り返しながら、さらなる成長を期待できます。
細かい作業や観察が得意

集中力や忍耐力のある探究心の強い子は、プログラミングに向いています。
例えば、パズルやビーズアートなどの細かい作業に集中できる子は、途中で諦めない粘り強さをもっているといえます。
また、気になることがあったら、すぐに図鑑やネットで調べられる行動力は、プログラミングで大いに役立ちます。
なぜなら、予期せぬエラーやバグに遭遇した場合にも、積極的に原因を追求し、解決策を見つけやすいからです。
リーダー的存在になることが多い
リーダーシップのある子は、物事を客観的に見て判断し、円滑なコミュニケーションができるのでプログラミングに向いています。
プログラミングは個人で学ぶだけでなく、チームで共同作業を進めることもあります。
他人と協力して作業を進める際には、全体を見渡しながら、それぞれの状況を把握しないといけません。
リーダー的な子は、責任感をもって最後までやり遂げる根気強さがあるので、目標達成に向けてチームを導くことができます。
チームをうまくまとめられる力は、プログラミング学習の場だけでなく、将来の制作活動や共同作業の場で大きく活躍するでしょう。
「通学orオンライン」プログラミング教室のそれぞれのメリット

通学のメリット
通学の場合、学校に近い環境で対面によるサポートを受けられます。
分からない問題があったときにも、すぐに対応してもらえるのが嬉しいポイントです。
パソコンの知識がなくても、安心して先生に任せることができます。
学習の場としての区切りができるので、教室の方が集中しやすいメリットもあります。
家だと気が散ってしまいやすい子には、通学の方が向いているといえます。
教室に通うと、周りの友達と会話できることに加え、お互いの意見を伝え合いながら学ぶこともできます。
友達と一緒に学べる環境は、モチベーションを高めるだけでなく、コミュニケーション能力を伸ばす場にもなります。
学習教材は充実しており、パソコンも教室で用意されたものを使えるため、自分で教材をそろえる必要はありません。
また、教室ではロボットの実物に触れたり、電子工作に挑戦するなど、より実践的な体験もできます。
オンラインのメリット

オンラインであれば学ぶ場所を問わないので、教室の選択肢の幅がとても広く、最新の言語や技術を学ぶカリキュラムも探しやすいです。
中には、通学よりも安い価格で受けられるプログラミング教室もあります。
オンラインの大きなメリットは、自分のペースに合わせてスケジュールを立てられることや、時間を有効に活用できることです。
自分の家で受けられるので、通学時間がなく、服を着替える必要もありません。
集団や慣れない環境が苦手な子でも、自宅であれば落ち着いて学べます。
親は子供のそばで授業を見られるので、学んでいる内容を把握することができます。

通学もオンラインも無料体験に申し込んで、実際に体験されることをおすすめします。
相性が良く、信頼できる先生か、教室やオンラインの雰囲気やカリキュラム内容に満足できるかを確認しましょう。
習い事は、何よりも子供が楽しめることが大切です。
せっかくプログラミングを始めても、やめてしまうと意味がないので楽しく学べる教室を選びましょう。
まとめ
プログラミングを学ぶと、単なる技術力だけでなく、柔軟な思考力や社会的スキルが身につきます。
学校の授業や独学でも学べますが、教室で習うと、的確なアドバイスにより効率よくスキルアップできます。
プログラミング教室のカリキュラムは、初心者でも楽しめる学習内容です。
苦手意識が生まれてしまう前に、できれば低学年から習うことをおすすめします。
早い段階からプログラミング的思考力を伸ばすと、学習面だけでなく、将来のIT社会での活躍も期待できます。


