幼稚園は精勤賞。
小1も体調不良の時以外、
休んだことがなかった娘。
が、小2になって突然
「学校行きたくない。」
と言い出しました。
うんうん。
そういう時もあるよねぇ。
学校に行きたくないなんて
自分が子供の頃も思っていたし、
子供が抱く普通の気持ちだと流していました。
しかし、
日に日に娘の様子は変わっていき、
「登校拒否」の状態が続き、
ついには「不登校」となってしまいました。
まさか、我が子が
不登校になるなんて…
小2で不登校になってしまうなんて
予想もしていなかったこと。
原因は一体何なの?
クラスの友達?
担任の先生?
学校のあらゆる不満を口にするものの…
不登校の原因の根本は“子供のHSC気質”にあったようです。
不登校とは無縁だと思っていた
「幼稚園楽しい!」
「学校楽しい!」
毎日当たり前のように登園登校していました。
朝も頑張って起きてたよね。
それが小2になって、
突然変わったのです。
「休みたい。」
なんて幼稚園時代から
一言も言ったことなかったのに…
「学校嫌やー!」
学校嫌いはどんどんエスカレート。
1日だけ休んで、
もう1日だけ休んで、
いやもう1日休んで…
の繰り返しで、
気づけば「不登校」状態になっていたのです。
小2で不登校問題に
直面するとは
思ってもいなかった…
学校に行きたくない理由は?
どうして学校へ行きたくないの?
この質問に対する答えはいろいろありました。
- 先生が嫌。
- 勉強が嫌。
- 授業が面白くない。
- 教室が落ち着かない。
クラスが新しくなり、
担任の先生が変わってから
学校の文句を言うようになったので
原因は先生?と最初は思っていました。
他にも、
トイレが古くて臭くて嫌だとか、
給食の時間が少なくて忙しいのが嫌だとか、
学校の不平不満は語り出すと止まりません。
でも、気になったのは
「ママも一緒に学校へ行ってほしい。」
と言い出したこと。
ママが隣にいてあげると安心する…
ってことか…
不登校の原因は、
学校に対する不満だけではなく
不安や寂しさも絡んでいるような
気がしてきました。
学校だけが原因じゃない
もしかしたらHSC?
学校の不満があるにしても、
そもそも子供自身の性格に問題がありそう。
今までの育て方が悪かった?
甘やかし過ぎた?
悩んでいたときは、夜な夜なネットで検索したりと
寝れない日が続きました。
そして、初めてこの言葉に出会いました。
「HSC」(Highly Sensitive Child)
周りのものごとに敏感に反応する子供のこと。
HSCのチェックリストに当てはまる項目がたくさんあり、
それは赤ちゃんの頃から「なんで???」と
既に子育てで悩んでいたことだったのです。
- 癇癪を起こしやすく、治るのに時間がかかる。
- 新しいことには慎重で、怖がり。
- うるさい場所が苦手。
- 完璧主義で柔軟な対応ができない。
- ちょっとの刺激で感情的になりやすい。
もしかしたら娘は「HSC」なのかもしれないと
この時に初めて悟ったのです。
いわゆる“敏感っ子”です。
スクールカウンセラーの先生にも相談したところ、やはり
学校での様子から
敏感気質が感じられると仰っていました。
HSC気質からの疲れ
学校ではきちんと先生の話を聞いて、
毎日休まず課題をこなしていた
“ザ・優等生”。
でも、前述のような“HSC気質”から
心身ともに疲れ果ててしまったのが不登校の原因だと思います。
小2で初めて遭遇した学校環境に対して、
力の抜きどころがまだ分からなかったのでしょう。
全てのストレスを直球で受け止めて、
それを吐き出せずに
子供自身で消化しようと努力していたけれど、
ついに力尽きてしまったのかと。
子供も環境に合わせて
頑張ってるんだね。
「休みたい。」はSOSのサイン
「休みたい。」
の一言は、きっと
「助けて!」
の限界を意味するSOSサインだったのでしょう。
決して、甘えや怠けではないのです。
我が子を見ていて思うのですが、
滅多に弱音を吐かない真面目な子供ほど、
日頃無理しているかもしれません。
無意識に頑張り過ぎているうちに、
エネルギーが突然切れてしまい、
それが登校拒否、不登校へと繋がっていくのでしょう。
子供の変化に気づいてあげることは簡単なようで難しいので、
「休みたい。」と勇気を振り絞って口にした言葉は
慎重に受け止めてあげたほうが良いかと思います。
おわりに
真面目ちゃんは、
学校で優等生なので心配ないと思い込んでいたら大間違い。
もしかしたら今日も頑張り過ぎているかもしれないので、
家ではゆっくりリラックスさせてあげたいです。