- 急に習い事に「行きたくない!」とダダをこねてしまう…
- 子供はデリケートで習い事のことを深く考え過ぎてしまう…
- 習い事を簡単に休ませてもいいの?
「今日は休む!」と急にブレーキがかかっちゃう!
子供が「行きたい」と言うから始めた習い事。
なのに、急に「行きたくない!」「休む!」と言われると困ってしまいますよね。
一回休むと、進み具合に支障が出てしまいますし、月謝も払っているので正直もったいないです。
月謝だから、休むと損!
我が家の娘は、デリケートな気質をもつHSC。
ダンスを習っていますが、突然「今日は無理!」と言い出すことがよくあります。
原因がわからないんだよね
本人にも分からない何かがきっかけで、急に気持ちがコロッと変わってしまうのです。
親だけ焦って無理に連れて行くこともありましたが、結果的にはレッスンに参加せず意味がありませんでした。
同じようなことを繰り返していくうちに、子供のために親はどうしてあげるのが良いのかが分かってきたのです。
この記事では、繊細なHSCが習い事を嫌がる時に、親が気をつけるべきことを整理しました。
結論、子供が習い事を嫌がる時は、無理に習い事に連れて行かないほうが良いです。
HSCを理解してあげる
娘にはこんな特性がありました。
- 人見知りがはげしい
- 新しい環境になじむのに時間がかかる
- 登園しぶりが多い
- 心配性
ただの「内向的な性格」だと思っていました。
自分の子育てを悔やんだこともあった
でも、HSCという言葉に出会って、「これだ!」と初めて悟ったのです。
「HSC」とは「ハイリー・センシティブ・チャイルド(Highly Sensitive Child)」の略。
周りの物事に敏感に反応する子どものことです。
「敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本」
人一倍敏感でデリケートな気質は生まれつきで、約20%の割合の子供がHSCだそうです。
娘がHSCだと知ってから、「行きたくない。」をおおらかな気持ちで受け止めてあげることができるようになりました。
「今日は休みたい気分なんだね。」
「緊張してしまうんだね。」
HSCの特性を理解してあげていれば急な情緒の変化にも柔軟に対応できます。
もっと早く
知っていたかった…
「HSC」に出会ったきっかけは、長女の不登校です。
本を読むと「HSC」のことがよく分かります。
習い事を休みたいときがあって当たり前
内向的なHSCの娘は、習い事の日になると、行くのを渋ることが多いです。
普通に行ける日の方が
少ない。
習っている内容自体は好きなのに、急に「今日は行けない!」となるのです。
頭の中で、習い事でのいろんなことを深く深く考えてしまうのです。
どうしてそこまで
考えちゃうんだろう?
やってみたい好奇心が強くても、いざ行動!となると急ブレーキがかかります。
外に習い事に行くと、さまざまな刺激があるからです。
- 友達
- 先生
- 環境
慣れてしまえば楽しめるけれど、慣れるまでは不安です。
小さな心配事であっても、子供のなかでどんどん膨らんで、最後には「もう無理!」「休みたい!」となってしまいます。
無理に行かせてごめん
幼稚園や学校の疲れで、行きたくない時もあるでしょう。
心も体も疲れ切っている時は、休みたいものです。
「休みたい」は、”不安定な気持ち”や“疲れ”のサインであることを理解してあげましょう。
周りと比べない
娘が習い事に行ったとしても、悩まされることが多々ありました。
- ママにくっついて離れられない
- 小さい年齢の子のほうがしっかりしている
- 発表に出ることができない
まともにレッスンを受けられることが少なく、発表も出られず、親は落胆…。
みんなできているのに
うちの子はどうしてできないの?
親の私は、勝手に周りのお友達と比べてしまっていたのです。
自分の子育てが間違っていたのかと悩むこともありました。
でも、子供1人をじっくり見つめてみるとほんの少しずつでも明らかに成長しています!
辛いことも乗り越えて成長できる!
比べるのは良くない!と分かっているのに、つい比べてしまう…
子育てに悩む自分に、ぴったりの本「比べない子育て」を見つけました。
大事なのは、子供の「心の根っこを育てること」だとこの本から教わったのです。
ありのままの姿を認めてあげよう
一度やめるのもアリ!
毎週毎週「行きたくない。」と休みが続いた時に、一度、退会したことがあります。
すっぱりとやめたことで、子供は開放的になりました。
ストレスないのが一番!
でも、やめて数ヶ月後、姉のダンスの発表会を見て「またやりたい!」と。
本人がヤル気になったので再開しました。
ほんのちょっとしたきっかけが子供の好奇心に火をつけたのです。
以前よりも心も体も成長していますし、何より「やりたい!」気持ちで挑むことで吸収力もアップしました。
生まれ変わった!
習い事をやめることは終わりではなく新たな“スタート”です。
親にも負担の少ない習い事を選ぶ
習い事はタダじゃないし、体力的にも精神的にも何かと負担があります。
- お金を払っている
- 疲れのたまる夕方に送り迎えをする
- 夜ご飯の支度を済ませておく
仕事で疲れて帰って、さぁ習い事に!という瞬間、「行きたくない!」と言われると
イライラ〜!!!
親の思うように行動してくれないと、やけに神経質になってしまうのです。
疲れていると余裕がない…
でも、人一倍敏感なHSCは、親のご機嫌をすぐに察知します。
親にゆとりがないと、子供も息苦しくなってしまいますよね…
習い事の内容も大切ですが、親が柔軟に対応できる習い事を選ぶことも大事です。
- 月謝が高すぎない
- 親も子供もスケジュールに余裕がある
やはり、習い事のお金は家計に大きく響きます。
数回休んでも、それほど気にならない金額が良いですよね。
スポーツ系だったら、民間のスクールとして開講しているところよりも、地域のスポーツクラブのほうが月謝は安いです。
雰囲気もゆるめで休みやすい
スケジュールにもゆとりが必要です。
子供はもちろん、親にも余裕がないと、些細なことでイラッとしてしまうかもしれません。
パート終わりの習い事のイヤイヤは、かなりのストレスでした…。
時間に遅れちゃう!
「行きたくない!」と子供が泣いた時に、親にゆとりがないと、子供に当たってしまって「負のループ」に突入してしまいます。
子供のための習い事なのに、本末転倒ですよね。
子供の情緒に向き合える“ゆとり“をつくるために、親のスケジュールは無理のないようにしましょう。
HSCに合っている習い事は?
外に出るとストレスを感じやすいHSC。
そんなデリケートな子供にぴったりだったのが、オンラインでの習い事です。
オンラインのメリットはたくさんあります。
- 外に出なくていい
- 慣れた環境で受けられる
- 授業時間の寸前まで自由に過ごせる
- 周りの子を気にしなくていい
着替えたり、車に乗る必要もなく、他の子と関わることもありません。
いつも過ごす部屋で受けるので、緊張感がないのが最大のメリットです。
先生とマンツーマンで、周りを気にすることなく集中して授業を受けることができます。
送り迎えの必要もなし!
親もすごく楽!
娘は、月1回オンラインで授業を受けていますが、先生との相性もよく、楽しく続けることができています。
画面越しでも全く気になりません。むしろ、聞こえやすく、見えやすく、授業の質としては最高です。
親も一緒に授業を受けることで、後で復習することもできます。
ママがそばにいる安心感も◎
あらゆるジャンルのオンライン教室があります。
英語なら…
プログラミングなら…
イラストの教室もあります!
無料で体験できるよ!
おわりに
習い事を続けてくれることを親が望む一方で、子供は習い事ひとつにも真面目に向き合って自分と戦っているようです。
行きたくない日もあって当然。
しんどかったらやめるのも選択肢のひとつです。
子供だけでなく親にもゆとりが必要です。
子供の気持ちを理解しつつ、親も無理していないか、じっくり考えてみるのも良いですね。