- 子供の登園渋りに悩んでいる…
- 幼稚園に行きたがらない原因はなんだろう?
- 楽しく幼稚園に通うためにはどうすればいい?
「幼稚園に行きたくない!」と子供に言われると、
親は心配になりますよね。
娘は幼稚園に3年通いましたが
年少、年中、年長どのクラスにおいても“登園しぶり”の時期がありました。
急に行きたくないって…
何が原因なんだろう?
結果的に登園しぶりの原因は、
「HSC」(ひといちばい敏感な子)の気質だったようです。
思い起こせば、小さい頃から人見知りが激しく、超デリケートでした。
子育てがちょっと大変だった
新しいクラスになって最初は順調に登園しているのに、しばらくすると、急に登園渋りの時期が来るのです。
でも、毎年、3学期になると楽しい幼稚園生活をおくれています。
いつの間にか
楽しく登園してる!
繊細なHSCの子育て経験から、幼稚園を嫌がった理由や登園を嫌がった時にやって良かった対応などを紹介していきます。
幼稚園を嫌がる理由は?
「〇〇がイヤ!」
お友達、先生、給食、音楽指導…
幼稚園を嫌がる理由はいろいろありました。
それを幼稚園に伝えても、なかなか解決できなくて当時すごく悩んでいました…
本当の原因は何なの!?
登園しぶりの原因は「HSC」
小さい頃からとにかく人見知りが激しくて内気な性格。
付き合いの多くない環境でご近所さんや子供たちとの関わりが少なかったからかなぁとも思い、子育てを後悔したこともあります。
我が子だけどうして?
育て方に問題があったのかな…
でも、「HSC」という言葉を知って、子育ての悩みがスーっと消えていきました。
HSCとは…ひといちばい敏感な子供。
娘の行動パターンが“アーロン博士のHSCのチェックリスト”に複数当てはまり、生まれつきデリケートな気質だということに気づきました。
娘はHSCだったんだ
お友達のことが気になる、先生が怒っているところを見てすごく怖くなったり、苦手な鍵盤ハーモニカの時間が相当辛かったり…
ちょっとしたことでも感じ取りやすい。
それほど気にしなくてもいいことまで、深く考えてしまうんですよね。
子供が「嫌な気持ちになるから幼稚園に行きたくない!」と言うのは、無理のない素直な主張なのです。
5月6月あたりから登園しぶりに…
毎年、最初は順調に登園しているものの
段々と“登園しぶり”が出てきます。
時期的には、5月〜6月頃。
ドキドキワクワク!な時期が過ぎようとしたくらいですね。
1学期前半から二学期あたりまで、幼稚園に行きたくない日が多くありました。
どうして急に
行きたくなくなるの?
楽しい幼稚園生活をおくっていたのに、「急にしぶりだすのはどうして?」と思います。
友達と何かあったのか、幼稚園で嫌なことがあったのか、とにかく原因を探したくなります。
でも結局は、真面目でデリケートな気質が影響していたんです。
刺激の多い環境で過ごすことにストレスを感じながらも、一生懸命、休みなく頑張りすぎて…
ついにはエネルギーが切れてしまうのです。
登園をしぶるのは、「SOSのサイン」です。
休みが続くと心配になる
一日休んで回復すれば良いのですが、
何日も「行きたくない」日が続くと心配になります。
でも、「行きたくない!」というのは正直な気持ちなんですよね。
何日経ってもなかなか回復しないのは、きっと相当無理していたのかもしれません。
登園を渋った時の対応は?
登園を嫌がると、どちらかで悩みます。
- 無理に行かせる
- 休ませてあげる
一体、どちらが正解なのか…。
休みが続くと、そのうち完全に行かないようになってしまうのではないか!?と心配になります。
幼稚園生活は大切。
親としては、行ってほしい気持ちが強いです。
行ってほしい!行かせたい!行かそう!
幼稚園へ行くことばかり考えてしまいます。
親だけ必死!
でも、
一番大事なのは「焦らない」ことでした。
無理をさせない。子供のペースに合わせる
登園を渋り始めると、それまで普通に登園していたリズムが狂うので戸惑ってしまいます。
でも、「行きたくない!」「休みたい!」というのは子供の“正直な気持ち”なんですよね。
子供の気持ちに気づくまで
時間がかかった…
無理に幼稚園に行くことの辛さを理解してから、「休みたいと言う日は休ませてあげる」ことにしようと心に決めました。
言い換えれば、「子供の行きたい時に行かせてあげる」ことにしたのです。
結果的に月の半分以上も休んでいましたが、あらゆるパターンで登園していました。
- 1時間、2時間だけ登園する
- 給食が始まるまで登園する
一緒に教室まで送って行ったり、先生やお友達に迎えてもらうことを繰り返していたら、だんだん馴染めるように。
子供にどうしてほしいか聞いてみよう!
少しでも幼稚園に行くことで、徐々に自信がついてくるのを感じました。
子供のペースに合わせてあげると、自然と楽しい園生活へつながっていきます。
辛抱づよく「待つ」
長女が不登校になった時に、カウンセラーの方に言われたんです。
「待ってあげてください。」
…
え…
アドバイスってそれだけ?
でも後になって、
「なるほど!こういうことだったのか!」
と思えたんです。
待っていると、そのうち子供が自分で道を切り開いていくんですよね。
特別なことをしなくても、登校、登園できる時が来ました。
親は待つだけ。
子供がOK!となるタイミングまで「待つ」のは、とても大事なことでした。
登園できるようになった大きなきっかけ
3学期になると登園できるようになリました。
きっかけは、「友達」です。
親友ができた
心を許せる親しい友達ができたことがきっかけです。
3学期になってやっと
友達と仲良くなれる
娘は内向的で、決まった人にしか心を開かず、友達関係もせまく深くというタイプ。
お互い気の合う友達に巡り逢えるまで時間がかかるのです。
年長の時は、同じクラスの子が同じ習い事を始めたことでとても仲良くなりました。
幼稚園にしても習い事にしても、「行ける時は行く」「休みたい時は休む」というスタンスが功を奏したのかと思います。
友達と触れ合う機会は大事だね
結果、子供に自信がついてきた
3学期は、イベントが多く、毎日練習で疲れてしまう時期です。
登園を渋ってもおかしくないくらい…
でも、ハードなスケジュールにも関わらず、嫌がることなく登園できたのは強い“自信”がついたから。
嫌いだった楽器演奏も
楽しい!って言うように
あれイヤ、これイヤと泣きじゃくっていたのが嘘のよう。
友達ができて、幼稚園生活にも慣れて、それまで苦だったことを気にしなくなった様子。
自信がつくと、前までは高すぎた壁も簡単に乗り越えることができるんですよね。
子供ってこんなにも変わるんだなぁ…と驚きです。
慣れた頃に
先生やお友達とのお別れは辛いね
年少、年中、年長と登園しぶりがあっても、年齢が上がるにつれて体や心も成長していくものです。
イヤイヤ泣いていたあの頃を思い出すと、卒園の頃には立派で凛々しい子供の姿に感動させられます。
思い悩んでいたあの頃が
よき思い出に…
まとめ:そばで温かく見守ってあげよう
子供が幼稚園を嫌がると、どうしたらよいものかと悩みますよね。
原因を追求して、解決しようとしてもなかなか思うようにはいかないものです。
寂しさ、怖さ、辛さ…子供はあらゆるストレスに耐えて毎日がんばっています。
しんどい時があって当たり前。
子供のペースを尊重して、「待つ」ことを大切にしましょう。
ゆったり…のんびりと…
楽しい園生活をおくれますように…⭐︎